車椅子利用者が自力で行くことのできる場所を緑(OK)、オレンジ(一部NG)、赤(NG)で地図上に表示し、車椅子利用者の行動計画に役立ててもらおう、という趣旨のサービスです。
レポートは誰もがアプリやウェブサイトから行えるようになっていて、WheelMapのデータは全てボランティアの参加者によって提供されています。
このプロジェクトはドイツの非営利団体Sozialheldenに務めるRaul Krauthausen氏によって開始され、彼もまた車椅子利用者です。
OpenStreetMapという、誰もが自由に測量を行い地図を編集できる、地図のWikiのようなサービスがあります。
このサービスにデータを提供するボランティアの参加者たちは、測量して地図に反映させるイベントを頻繁に行い、それをMapping Partyと呼んでいます。
最近、オープンガバメントの文脈の中で、fix my streetやちばレポのような「報告系」ツールが脚光を浴びていますが、こういったツールの知名度向上やあたらしい民主主義を考える機会として、ある地域で集中的にレポートを作成するイベントを行っています。
OpenStreetMapの人々に倣い、これらのイベントをReporting Partyと呼んでいます。
まず第一に、ある地域でのレポートの数を増やし、その地域の店舗に車椅子で利用できる設備を整えるよう促すためのものではありません。
特に個人経営の店舗にとって、店舗のバリアフリー化は重い負担です。地域の多様性のためにも、あらゆる店舗にバリアフリー化を課すことはあまり賢いアイデアではないでしょう。
重要なことは、車椅子の利用者の知る権利と選ぶ権利が守られることだと考えています。
WheelMapは、車椅子利用者がそれらの権利を行使することを支援します。
車椅子で行ける場所/行けない場所を地図上にレポートして共有できるアプリ WeelMap を使って、いろいろな場所で「レポート作成パーティ」を行うグループです
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